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お笑い疲れ論

”モノマネ芸人の特殊性”

宴会、ショーパブ。モノマネ芸人の主戦場

その笑いのシステムと競技化とは、違う芸人がモノマネ芸人なんじゃないか?と語るマキタスポーツ。モノマネ芸人は、ネタの笑いよりもモノマネのクオリティに重点を置く芸人が多く、 テレビよりも宴会や祭り、ショーパブといった酒の入ったお客さんを相手にしている点で、競技性の高い大喜利やトークとはまた違った能力が求められます。

モノマネは、はるか昔から存在してるように誰でも分かりやすく、様々な年代の人が楽しめます。競技化した笑いとリテラシーが必要な笑いにわからない人や疲れてしまう人もいるでしょう。 歌やダンスの完コピのモノマネやアレンジや、するどく特徴をとらえたモノマネは、原始的な笑いでもあり見ていて疲れませんし、素直に笑えます。

疲れたときに、モノマネを。

漫才やコント師に比べてお笑い界におけるものまね芸人の地位は低いのかなと個人的に思っていたのですが、この放送を聞いて下や上とかではなく、住み分けが出来ていてカテゴリーが違うんだと理解しました。ベタなモノマネだけでなく「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」は、マニアックモノマネ+笑いの競技化に成功してますし、ものまね王座決定戦は歌の巧さと技術に笑いもあって、モノマネ芸人の素晴らしさが伝わります。 疲れたときには、情報量の多い笑いよりもモノマネ。いつか、疲れすぎたときにモノマネ芸人に救われる日がくるかもしれません。

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