ロゴ

オカルト

”超能力のお話”

超能力って皆さん信じますか?

私は、オカルト系の話を聞くのは好きですが全く信じていませんでした。 しかし、東京ポッド許可局というラジオ番組の『オカルト論』を聞いて考えが少し変わりました。 東京ポッド許可局とは、TBSラジオで土曜朝4時(金曜28時)台で放送されている知る人ぞ知るラジオ番組です。 マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオ(米粒写経)というこれまた知る人ぞ知る芸人達が日々の出来事、時事等を批評、分析している番組です。

オカルトと半信半疑

2013年6月1日放送に『オカルト論』は放送されました。 最近、森達也著のオカルトという本を読んだプチ鹿島氏がオカルトについて語りだします。 このオカルトという本は、『A』『A2』では、オウム真理教の信者側の取材をしたドキュメンタリーをとり、様々な本も執筆している森達也氏が超能力や心霊について書いた本です。

森達也氏は、マイノリティ側の取材が多く、報道やテレビの姿勢に疑問を持って正義か悪の2元論ではないスタンスで、考えさせられる作品が多いです。 それを読んだ『オカルト』本は気持ちよく読めたそうです。 なぜならプチ鹿島氏のモットーは、半信半疑。森達也氏に共感する部分が多々あったと語ります。 半分信じて、半分疑うドキドキ感が大事。全てを信用したらオカルトを超えてカルトに、全てを否定したら味気ない。と話しを続けます。

超能力について「0か100か」で考えるべきではないのでは?

超能力を語る時、例えば透視の実験で100%成功しないとこの超能力は嘘だと多くの人は思います。 一方、野球に例えるとイチローや一流のバッター達は、150km超の豪速球を細いバットで打ち返します。 それ自体が、もう超能力ではないかと。さらに一流のバッターのヒットの確率は30%(3割)です。 つまり、持って生まれた類い稀なる能力を持った人間が努力をして一流の選手になっても70%は失敗します。 競馬の予想屋などでも、100%なんてありえません。

生まれつき透視の能力があったと仮定して、実験を繰り返し成功率があがり70%ぐらいの確率で当てたりなんかしてもそれは認めてもいいんじゃないか? オカルトすべてを否定しても面白くないじゃないか!と語ります。

わからないは楽しい!

ある宗教団体が、カルト化し大事件を起こしましたがなぜ理系のエリート達が宗教にのめり込むのか?と話題になりました。 しかし、学問とはオカルトだと学者であり芸人のサンキュータツオ氏は言います。 学問の本質は研究すればするほど、毎日毎日、日々分からない研究をして、正しいとされる定説も何年後には覆るかもしれない。 そんな分からない事を研究していれば、オカルトなどのわからない神秘的な事に惹かれるのは十分ありえるではないかと。

学者にとって、分からない事ほど楽しいものはないからです。 一般的にとって分からない事、理解出来ない事は苦しい事です。 しかし、分からない事を楽しめれば視野が広がります。 オカルトにハマり過ぎ、それこそカルトになってしまうのは危険ですが、分からない事すべてを否定せず耳を傾ければまた違った見方ができるんではないでしょうか? 半信半疑で。

こちらもオススメ