”天才「松本人志」の影響とモノマネ芸人の特殊性”
笑い=カッコいい。
今回紹介するのは、東京ポッド許可局の「お笑い疲れ論」です。松本人志さん(以下敬称略)の与えた笑いの影響力と、その影響と無縁のモノマネ芸人について語っています。 松本人志。影響を受けてない芸人はいないと語られる最強の芸人の一人です。松本人志の数ある功績の中に、お笑い=カッコいいとする価値観のアップデートがあると思います。
ベタとは無縁の強烈なセンス。笑っていいのか悲しいのか感情が難しくなるコント。大御所に噛み付いていく姿勢とねじ伏せる圧倒的な実力。私は、カリスマという言葉は色々使われすぎて 陳腐になってしまいますが、本当に「笑いのカリスマ」だと今も思っています。
松本人志が広めた言葉たち
90年代後半から2000年代の面白くなければ容赦なくぶった斬る食うか食われるかのようなトーク、写真で一言など大喜利の問題のアップデートと天才的な発想力。 噛む:噛まないといったトークの技術のルール化、「寒っ!!」「熱っ!!」と新しいリアクションの擬音語。
普通に今も使われている言葉とルールは、松本人志が全国に広めたと言っても過言ではありません。そんな日本に影響を与え続けている松本人志の笑い。 その松本人志の笑いの影響の1つに、芸人のアスリート化と笑いのスポーツ化があると、許可局の3人は語ります。
笑い=スポーツ
島田紳助さん(以下敬称略)が発起人となってM−1グランプリで松本人志は審査委員をつとめていて、優勝するのは誰か?と松本人志は漫才を見てどんなコメントをするのか? このコンビにどんな点数をつけるのか?いった事が放送後に話題になります。出場する芸人も後にドキュメンタリーが放送されて、ネタの練習の過酷さや苦悩、M−1を取るための漫才と寄席の漫才との違いと工夫。悩みは違えどアスリートと何ら変わりはありません。
その他にも、「IPPONグランプリ」や「すべらない話」の大喜利とトークのフォーマット化とスポーツ化。 そして、「ワイドなショー」でピエール瀧の逮捕について、薬物をドーピングと例えるならそれによっていい演技ができたのであれば、それには僕は賛同できない。とのコメントをして、 まさに方は、アスリート的な考えをもっていると語る許可局のプチ鹿島。