”若林さんが考えるネガティブからの脱出方法”
ネガティブを潰すのはポジティブではない。
普通、ネガティブは悪でそれをポジティブに変えて考える事が正しいとされています。しかし、それも違うんじゃないとこの本はつづっています。 ある時、仲間と温泉に行った時、ふとした時に、『これから将来どうなるんだろう?』と急にネガティブの波が押し寄せます。これには自身もこんな時にまでネガティブになるのかと驚きます。 温泉は楽しいはずなのに、そこにまでネガティブがついてくるのはどうしてだ?と考え一つの結論に達します。それは、ネガティブは暇な時に限って現れるという事です。
ネガティブを潰すのはポジティブ没頭。
だから、仕事がない20代の頃常にネガティブだったと思い出します。さて、そのネガティブな状態からどう脱出するか考えた結果、没頭ノートを作ります。没頭出来る事をノートに書き連ねてネガティブになりかけたら そのノートにある没頭出来る事を実行するというものでした。確かに、ある事を一生懸命にやってるとネガティブになんてならないし、マイナスな感情も生まれません。 結果、ネガティブを潰すのはポジティブではなく没頭することだと結論づけます。
大事にするのは、結果ではなくその過程
2014現在、ピンで司会など多方面で活躍していて、司会ぶりも板についています。しかし、ブレイク当時はどうせすぐに消えると本人も思っていたとつづります。 それは、浮き沈みが激しい芸能界で一緒に出演していた芸人が、いつのまにか消えていくのを何度も見ていたからです。そして、結果ばかり追い求めていると、その結果に一喜一憂したまま人生を生きていかなくてはならない。 それよりも、自分のベストを更新し続けることが自分にとって大事で、そのことによって生じる結果よりもベストをまた更新したという過程こそが大事だとつづります。
最後に
そして、最後に社会なんて自己ベストを更新していくだけでいいという自信があれば自由に参加していい場所。そうであれば、自分も社会もすばらしい世界だと気付きます。他人と比べることがどれだけ疲れるかこの本は示唆しています。ただ、人と比べることで頑張れる人もいます。ほんと人それぞれです。自分と他人は違う。それを意識するだけでも、自分の疲れもゆるくなるかもとヒントをもらいました。 ネガティブからポジティブへ!とか書いてある自己啓発本よりよっぽど信用出来る本だと思います。