”社会に出る人とドロップアウトする人”
ここにもでる若林さん
なんて中二病全開で、ここまで書いてしまいましたが、やっぱりトモロウさんのようにも、キョウのようにもなれないし出来ないです。 だって死にたくないし、暖かいとこで寝たいしご飯だって食べたいです、、。 社会や自分がどうかって考える事は答えなんてないし、そんな事を言っちゃうやつはめんどくさい奴ですよね。一生懸命何かに没頭すれば不安も少なくなるし、そんな考えも消えてなくなりそうです。ってどこかで読んだなと思ったら、オードリー若林氏のエッセイの記事丸パクリ、、、、。 『オレンジ・アンド・タール』の文庫版の解説は若林氏が書いていて、ほんとに素晴らしい名文、、、。(めっちゃ影響受けてる)
登場人物の誰に共感できるか?
最初は、中々読みにくい本だなと思っていましたが読み進めて行くうちに、すっかりハマってしまいました。 ハマったのは、ミステリアスだったトモロウさんが実は1番人間らしくて俗っぽいのかなと思ったし、逆に最後はカズキがめっちゃ大人になったなぁとか、やっぱタカコ先輩だよなぁ とか色んな感情が刺激されましたね。 第二章のシルバー・ビーンズでトモロウさん側を書いてるんですが、あれがこうなってあれがつながっていってと、第一章で分からなかったことが明かされます。 第二章を読むときっとトモロウさんの事が最低な奴だとも、いい加減な奴だとも思いますが、1番純粋だったのかなと思いました。
厨二病とセカイ系
でも、それが今で言う厨二病感だったり、思春期をこじらせて大人になったようにも見えますが、トモロウさんが今の生活を選んだ直接のきっかけになった出来事を知ると 単純にこじらせただけではないような、、、、。 社会にでるためのある種の通過儀礼を逃げ出した自分にとって他人事でない読後感でした。やっぱずっと考えてるようで、考えてないのか、、? それこそが実は思考停止、、、?自分って何、、?セカイって、、、?やっぱ他人事じゃないっす。僕にとってオレンジ・アンド・タールは。