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アンカットダイヤモンド

”不穏で不安な人々の物語。サフディ兄弟の作家性”

アダム・サンドラーの復活

2020年1月31日ネットフリックスで公開。主演はアダム・サンドラー。日本でもおなじみのコメディ俳優で、近年はネットフリックス配給作品に数多く出演しています。 ネットフリックと契約する前のアダム・サンドラーは、少し落ち目の印象でした。大作もピクセルぐらいしか最近ではなかったですし。ただネットフリックスと契約してからアダム・サンドラーの人気と評価がまた伸びているようです。ネットフリックスと契約を延長したようで、これから更に活躍が期待されています。

今後も注目のサフディ兄弟

監督は、サフディ兄弟。『神様なんかくそくらえ』と『グッドタイム』で注目を浴びたクリエイターです。『アンカットダイヤモンド』にも共通していますが、 生活が上手くいってない主人公が、変化を起こすべく犯罪などの行動を起こし、周囲の人を巻き込みながら突き進んでいく。ラストは因果応報でもなくかといって救われるわけでもなく。 非常に現実に近い作風です。

流れ続ける不穏な空気と噛み合わない会話

『アンカットダイヤモンド』でも、アダム・サンドラー演じる宝石商のハワード・ラトナーはとても早口で、相手の言葉をさえぎっても自分の意見を言うタイプの人間で、 最初観ると嫌悪感を抱くと思います。言葉も噛み合ってるようで噛み合ってないし、ストーリーも1時間ぐらい過ぎても進んでいるのかよく分かりません。この時点で、観るのをやめる 人もかなりいるんじゃないかと思います。私も、この作品が評価が高いと事前に知っていなければ、やめていたかもしれません。それだけ、会話がよく分からないんです。

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