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鬼滅の刃・無限列車編

”繰り返す台詞の強さと炭治郎の痛み”

鬼滅の刃の好きなところ

人対鬼。鬼は傷づいてもすぐ回復して更に強い鬼になれば血鬼術とよばれる技をもっていて、不老不死です。 人間が鬼を倒せる手段が、日光を浴びせることと鬼の首を切断すること。鬼もそのことを知っていて夜しか行動しません。 そこで鬼の首を切断するために鬼を倒すことを目的とした組織・鬼殺隊は剣技に磨きをかけて訓練しています。

しかし、戦闘では圧倒的に鬼が有利です。特に鬼の中でも下弦と上弦の鬼の強さは群を抜いていて、基本的に戦闘は、鬼殺隊の複数人と鬼1人が戦うシーンが多くて、実にリアルです。

痛みが伝わる漫画

鬼滅の刃への批判で多いのがグロいシーンが多いと言われます。確かに鬼の首を切断するし出血シーン、人体破壊シーンがありますが 主人公側の痛みも丁寧に描かれているところが私は好きです。主人公の炭治郎が傷つくとアニメでも漫画でもしっかりと痛そうなんです。 人間だから、ちゃんと痛みがあってつらい。でも、目的のために頑張る。 そして、

「頑張れ炭治郎頑張れ!! 俺は今までよくやってきた!俺はできる奴だ!そして今日も!これからも!折れていても!俺が挫(くじ)けることは絶対に無い!」

などと自分を鼓舞するセリフ回しが絶妙で、炭治郎に感情移入します。「鬼滅の刃」のセリフの強さが1番好きなところです。

鬼滅の刃は説明しすぎなのか?

多くの人が指摘している鬼滅の刃のセリフなどで説明し過ぎではないのか?について。 確かに炭治郎が自らの心情をすべてセリフで語るシーンがかなり多いです。繰り返し繰り返しセリフも言いますし、 TVシリーズの最初、説明セリフが多いなと私も面食らいました。ただ、セリフに独特の強さがあるんです。 先ほど書いた「頑張れ炭治郎〜」とか今作の主人公の1人の柱・煉獄杏寿郎の

「老いることも死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ」

「俺は俺の責務を全うする!ここにいる者は誰も死なせない!」

煉獄さんは名言製造機です。 このセリフの強さと美しさが説明しすぎかな?の部分を補って余りあると思います。

最後に

鬼滅の刃は、漫画全体を通して言葉選びの独特な美しさが好きなところですが、特に無限列車編は美しいセリフが多いですし、 下弦の壱・魘夢を倒したあとの急展開、上弦の参・猗窩座戦での煉獄さんは、もう最高にかっこいいです。 原作は、ここから吉原編です。今後、映画かTVシリーズで制作されるのは間違いないでしょうから、 心待ちにしながら映画・無限列車編もまた楽しみたいと思います。 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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