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ドクター・ドリトル

”ロバート・ダウニーJrと動物たちが海に山に大暴れ!!”

原作に近いロバート・ダウニーJr版「ドクター・ドリトル」

2020年6月19日日本公開。3月に公開予定だった本作ですが、新型コロナウイルスの影響で6月に延期になりました。 主演に「アイアンマン」「シャーロック・ホームズ」のロバート・ダウニーJr。制作に奥さんのスーザン・ダウニーも参加しています。

近年のマーベル映画最大の功労者で、その役を降りたロバート・ダウニーJrが最初に選んだ役がドクター・ドリトルでした。 今作のドクター・ドリトルは、原作の20世紀前半の児童文学シリーズ「ドリトル先生」に設定も近く、エディ・マーフィー版ドクター・ドリトルとは、大きく違います。 エディ・マーフィー版を観た方でも、今作とは全く違うので見比べてみるのもいいと思います。

奇想天外!ではない。やさしいストーリー

ストーリーはとても分かりやすくて、トミー・スタビンズは虫も殺せない心優しい少年です。しかし、事故的にリスを撃ってしまい途方に暮れるトミーの前に喋れるオウム、ポリーが 現れ動物語が話せる名医ドクター・ドリトルの屋敷に案内されます。時を同じくヴィクトリア女王が病に倒れ、従者のレディ・ローズがドクター・ドリトルに会いに来ていました。

冒険家の妻を亡くして以来、人と関わらずに仲間の動物たちと暮らすドクター・ドリトルは、女王の治療を断りますが、ポリーや動物の仲間の説得もあって、女王の屋敷に向かいます。 女王のは、毒をもられていて命を救うには、秘密の島にあるエデンの木ノ実を与えるしかないと診断したドリトル先生は、仲間の動物たち、そしてトミーを連れて大冒険をくりひろげます。

テンポの良さと残念なところ

ここから感想ですが、残念な部分はかなり多いです。お話もいい意味の裏切りもなく、女王に毒を持った犯人も序盤で分かります。ギャグシーンもベタ中のベタ、ベタベタです。 ドリトル先生の最大の能力である「動物とお話できる」と「医師」も、まあまあ序盤で助手のトミーも話せるようになるし、途中の秘密の島での治療もお腹に詰まった物をケツから引っ張り出すだけという医者としての凄さもあまり感じないシーンになってしまってます。

途中に寄る治安の悪〜い島の国王もドリトル先生と因縁があるんですが、結構あっさり許します。 一緒に冒険する動物たちも動物ならではの能力もあまり発揮するシーンもなくて、せっかくのドクター・ドリトルとしての作品の魅力があまり伝わってきませんでした。

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