”DCの反撃はここからはじまる!娯楽大作シーアクション!”
マーベルへの逆襲なるか!?
2019年2月公開。DC映画史上最大のヒット作「アクアマン」。マーベルを中心としたヒーロー映画がこれでもかと公開される昨今、マーベルに押されっぱなしのDCが 放つ起死回生の1作。この後に「シャザム」と今年公開予定の「ジョーカー」が控えてます。「アクアマン」の大ヒットでDCにとって2019年は幸先の良いスタートです。
主演も脇役も豪華!いいねドルフ・ラングレン
主人公アクアマンことアーサー・カーリーを演じるのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」で注目を浴びたジェイソン・モモア。海の王アクアマンにぴったりの肉体です。 アクアマンの今作のヒロイン、メラ王女役はジョニデDV離婚騒動でおなじみのアンバー・ハード。メラの父ネレウス王役にドルフ・ラングレン。 ウィレム・デフォーにニコール・キッドマンも出演と脇を固める俳優陣も豪華です。さすがのビッグバジェット。
監督ジェームズ・ワンもすばらしい
監督はジェームズ・ワン。スリラーの傑作「SAW」で大注目を浴び、ホラーを中心に活躍。その中でも大ヒットしたのが、「ワイルド・スピードSKY MISSION」。 クランクアップ前に主演のポール・ウォーカーが交通事故により亡くなるという大変な出来事を乗り越え、感動的で素晴らしい映画でした。ワイルド・スピードらしいムチャクチャなカーアクションにスカイアクションまで加わり、もう何でもありの大傑作アクションでした。この実績から「アクアマン」の監督に選ばれたのでしょう。
アクション!アクション!アクション!
アクションシーンがとにかく多く、5分に1回くらいはアクションシーンがあります。。この辺りは、シリアスなDC映画より成功した明るく楽しいマーベル映画のような印象です。 牛丼×カレー×ラーメンみたいな、こってりにつぐこってり。アクションが一段落ついた、と思ったらすぐ次のアクション。ジェイソン・モモアの風貌もあいまってカロリーが相当高い映画です。 ストーリーも分りやすくて、ざっくり書くと、アトランティス帝国の元女王であるアトランナと、人間の父との間に生まれたアクアマンが、海底の7つの国を統一して地上の世界も支配しようとする実の弟アトランティスの王オームと対決する。この戦いに破れたアクアマンは、初代アトランティス王アトランが持っていた伝説の矛・トライデントを手にして再度、海底の7つの国の覇権をかけて オームとの戦いに挑むといった内容です。
海底大戦争がめちゃくちゃ良い
その数多くのアクションの中で特に良かったシーンが2つ。シチリア島でのブラックマンタ戦とラストの海底大戦争のシーンです。ブラックマンタは父と海賊を営んでいて、潜水艦を襲っていたところをアクアマンにボッコボコにやられた男デイビッド・ケイン。なんとか生き延びたケインは、オームの軍と手を組み戦闘スーツを着て、ブラックマンタとして再びアクアマンとシチリア島で戦うことになります。メラVS海底軍兵士。アクアマンVSブラックマンタの同時進行アクション が素晴らしく、つなぎがなくワンカットのような連続アクションがとても良いです。壁をボカーンと破壊して屋根をビューン!ビューンとつたっていきパンチでドーンとやっつける。 「こんなアクションがあったらかっこいいなぁ」とちびっ子が考えたようなアクションを、金と時間をかけて見事に再現した贅沢なシーンでした。
ラストの海底大戦争もでっかい甲殻類VS海底人の一大スペクタクル。でっかいカニと半魚人が銃やハサミで戦うさまは、漫画のような展開で、そんなシーンもハリウッドが真面目に作るからこそ カッコいいんですよね。その戦争中にアクアマンがトライデントもって海獣を従え乱入して、海底人たちを一掃しちゃうシーンも最高にバカかっこ良かったです。
ジェイソン・モモアは心も男前
とにかく主演のジェイソン・モモアがハマっていて肉体の説得力。豪快なクシャッとした笑顔と気は大きくて力持ち。といったアクアマン感がいいです。 ジェイソン・モモアのエピソードで、奥さんは女優のリサ・ボネットで、レニー・クラヴィッツの元奥さん。12歳離れていて姉さん女房です。 ジェイソンがリサに恋に落ちたのは今から30年以上前、まだ彼が8歳の時に初めて彼女(リサ)の姿をテレビで見て、母親に『ママ、彼女を僕のものにしたい』って言ったそうで、 それから長い年月が経過し、ジェイソンは共通の友人を通じてようやくリサと対面して、待ちに待ってついにリサと結ばれたそうです。 まるで映画のようなエピソードを持っているジェイソン・モモア。めっちゃ男前。