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ワイルドスピードアイスブレイク

ハチャメチャ加減はシリーズMAX!!ドウェイン・ジョンソンが人間じゃなくなっていってる感。ジェイソン・ステイサムのスピード感。ブライアンの事絶対忘れないよ感。最高!

ワイルドスピードシリーズとは?前作スカイミッションとちょっとした歴史

ワイスピもとうとう8作目です。ストリートレース版グランブルーのような第1作から、日本を舞台にした第3作でコケちゃいました。 しかし、キャストも戻って原点回帰した第4作ワイルド・スピードMAXから、シリーズの勢いを取り戻して、MEGA MAX、ユーロミッションと更に勢いは加速します。

ですが、ドミニクと共に主人公格のブライアン役を演じていたポール・ウォーカーが不慮の事故で亡くなってしまいます。第7作のスカイミッションを撮影中だった為、残りの撮影シーンは、ポール・ウォーカーの実の弟が代役を務めます。シリーズの最大のピンチをスタッフ全員で乗り切り、スカイミッションのラストはこのシリーズ史上屈指の名シーンだと思います。あんなに愛に溢れたラスト中々ないです。ポール・ウォーカーは、本当にみんなに愛されていたんだなぁと感涙です。まさかワイスピでこんなに泣くとは、、、

高まる期待!監督よし!キャストよし!

2017年4月28日に日本公開。ワイルド・スピードシリーズの第8弾。今回の監督は、F・ゲイリー・グレイ。『交渉人』『ミニミニ大作戦』『ストレイト・アウタ・コンプトン』など個人的にあまりハズレのない好きな監督です。『交渉人』もマジで最高ですし、『ミニミニ大作戦』で魅せたカーアクションも良かったですし、シャーリーズ・セロンも『ミニミニ大作戦』にも出てたので、観る前からハズレはないなと思ってました。

あらすじ

キューバでバカンスを楽しんでいたドミニク(ヴィン・ディーゼル)とレティ(ミシェル・ロドリゲス)。 そこに現れた謎の美女サイファー(シャーリーズ・セロン)。一方、休暇中のホブスに外交保安部から任務の司令が。司令とは、電磁パルス砲が敵に奪われた為、奪い返す作戦。 ホブスは、信頼しているチーム・ドミニクファミリーに協力を依頼し、ファミリーの活躍により、無事奪還できたはずが、ドミニクの裏切りにより任務を失敗してしまう。 ファミリーの大黒柱のまさかの裏切りに動揺するメンバー。チーム・ドミニクファミリーに崩壊の危機が迫る、、、、、。

シリーズは更に加速する!キューバから始まる今作のストーリー

今回、キューバのハバナからスタートします。キューバってクラシックカーだらけだし、景色も最高にきれいでロケーションとして最高ですよね。本格的なハリウッド映画が撮影できたのもアメリカとキューバの国交が回復したのが理由として、大きいんでしょうか?キューバではシリーズの原点とも言えるストリートレースからスタートします。前作までそこまで観てない方でも、ワイスピとはこういう映画ですよと分かりやすく伝えてくれるレースシーンでした。

ここで出てきたレース相手も、後にしっかり絡んでくるので最初から無駄なシーンはなかったです。レース車が炎上して、ドミニクは車の外に飛び出すんですけど、キズ一つありません。 「あんた車より頑丈やんか!!」とツッコミの1つでもいれたいところですが、このシリーズにそんなツッコミはヤボです、、。黙って見守りましょう、、、。

ホブスとデッカードの怪物力が増している!マッスル!マッスル!

MEGA MAXから登場したホブス捜査官(ドウェイン・ジョンソン)は、今回も大活躍です。プロレスラーのザ・ロックとして有名だけあってものすごい説得力のある体をしてますね。 ドミニクの裏切りで刑務所に入れられてしまうホブスですが、そこには、前回捕らえた敵デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)も収監されてました。

しかし、前作から登場の秘密機関の長ミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)の手引により、ホブスとデッカードは脱獄します。脱獄もミスター・ノーバディの作戦の内でドミニクを除いたメンバーとホブス達は作戦室に連れられます。そこに現れたのは、デッカード・ショウ。ドミニクの裏切りの糸を引いているサイファー(シャーリーズ・セロン)が今回の敵で、デッカード兄弟は前に仕事で組んだ際に裏切られた模様。そこで、今回デッカードとホブス達メンバーと手を組むことになります。

「おい!ハンをレースで殺したのはデッカードだぞ!」とツッコミたくもなりますが、それはご愛嬌!前作から仲間が増えていくのもワイスピシリーズの魅力でもあるんですから。 ミスター・ノーバディの部下リトル・ノーバディ役でクリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッドも出てます。この作品まで知らなかったんですが、wiki見ると結構出てるんですね。 イケメンですし、次のシリーズも出るんでしょうかね? 脱獄シーンでホブスとデッカードがお互い敵と戦うんですが、ホブスは並外れた怪力でなぎ倒し、デッカードは、スピード溢れる格闘で敵を倒します。2人の格闘スタイルがちゃんとはっきりしていて ちょー楽しいです。

ドミニク=ヴィン・ディーゼルの主役感

なぜ、ドミニクは裏切ったのか?それは、エレナとエレナとドミニクと間に生まれた子供を、サイファーに人質に取られていたからなんです。エレナは、MEGA MAXで登場した警官でレティが死亡したと思われている間 ドミニクと恋愛関係でした。レティとドミニクの絆の強さを知り自ら身を引きましたが、子供が生まれていたんですね、、、。 エレナと自身の子供のため、サイファーの仲間になったドミニク。壁で仕切られて触れることのできない悲しさに涙を流すドミニク。

このシーンの表情がドミニク(ヴィン・ディーゼル)のお父さん的優しさが出ていて素晴らしかったです。 ヴィン・ディーゼルって、ワイスピシリーズとトリプルXシリーズなど大ヒット作の主役ですが、評論家受けは、中々しにくいと思うんですよね。 しかし、ヴィン・ディーゼルの佇まいと存在感は、正に主役をやるための俳優じゃないかと思います。主役感ある役者、主役役者(言いにくい)って貴重ですよね。

最凶ハッカー:サイファー!物語は、NYからロシア編へ

今回、敵として登場するサイファー。実は、ユーロミッションから関わっていたらしく、ユーロミッションの敵オーウェン・ショウ(デッカードの弟)を裏切っていたらしく、 ショウ兄弟の恨みをかってます。さらに、前作スカイミッションで登場した監視システム(ゴッドアイ)を奪い、NYに滞在中のロシアの外交官をドミニクを使って襲い、核ミサイルの発射コード まで手に入れようとします。ドミニクはサイファーにいいように使われているようでしたが、実は逆転の策をこのとき仕込んでいたんですね。

サイファーは、凄腕のハッカーでNY中の車をハッキングして外交官の車を襲います。ニューヨーク中の車ですから、もう何百台と車が突っ込んできます。 ホブス達チームもドミニクを止めようとカーチェイスしますが、さすがのドミニク逃げます。 ビルからもドッカンドッカン車を落として、遂に外交官の車を止めてミサイルの発射コードをドミニクからサイファーの部下の手に渡ってしまいました。 ロシアの核ミサイルを搭載した原潜の基地をテロリストに奪われていて、そこを止めないとサイファーの手で世界が危険に晒されてしまいます。

それを止めるため、ホブス達チームはロシアに乗り込んで、そこで、氷の大地を舞台に大メインクライマックスのカーチェイス(ICE BREAK)がスタートします。 これは、言わずもがな。大迫力のシーン満載で是非、映画館で観て欲しいシーンの連続です!ここで、ドミニクが仕込んだ逆転の策が炸裂して、チームにドミニクが帰ってきました。 サイファーが乗る飛行機には、ショウ兄弟が乗り込み赤ちゃんを取り戻します。その赤ちゃんをかばいつつ戦うデッカード。最高です。コメディとアクションのバランスが、バチッと 合っていて、デッカードが完全に良い奴、、。ハンを倒したことは、もう完全に忘れちゃっていましたね、、、。

本当のファミリーへ。エンディングとまとめ。

無事、解決したドミニクファミリー。毎回恒例の解決したらやるBBQ。THE・アメリカ的シーンです。デッカードも完全に馴染んでいて次作もこりゃ仲間だなー。 ドミニクの息子をファミリーに紹介します。名前を決めてなくて、ドミニクは「ブライアン」と名前をつけました。いやーここも嬉しいシーンでした。 ポール・ウォーカーの事を最後まで忘れることなく登場させてくれるワイスピのファミリー感にやられます。「ハンのことも触れて欲しい」とツッコミたくもなりますが、これが、ワイスピ。これだけの登場人物をまとめる脚本と演出のシリーズもないです。 ファミリーの結束と車と子供。さらに喧嘩したら仲良くなるなど、ヤンキーだったチームが遂に世界を救うまでになりました。

ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーは生前、本当に公私共に仲良くて自分の実の娘に「ポーリーン」と名付けてるそうです。 もう現実から映画に入って本当のファミリーなんですよね。ド派手なアクションが最大の魅力ですが、この多幸感あふれるファミリーの本当の絆もこのシリーズをもっと魅力的なものに していると思いました。

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