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デッドプール2

”俺ちゃんのブラックユーモアとパロディは今作も炸裂!!はみだし者たちは家族になれるのか!?”

個人的には1を超えた!!”デップー2”

デッドプール1はR指定ながら予想を超える大ヒットしました。私もDVDでチェックしましたが、時間もちょうどよくて、メタにメタを重ねたギャグ、血しぶきが上がる高速残虐アクションが素晴らしくてえらく楽しい映画でした。ベッカムやらイジりまくるし、主演のライアン・レイノルズの世紀の失敗作『グリーンランタン』も自虐に自虐を重ねイジり倒します。第四の壁を突破してこちら側に話しかけてくるのも私的にも好きな設定です。今作のデッドプール2も期待して映画館で観てきました。結果、傑作ですね!傑作!

飛び散る首と手首!冒頭からクライマックス

前作のデッドプール1で、無事に恋人のヴァネッサを救い、2人で仲良く暮らしてました。デップーは、世界中のマフィアや怪物たちを退治してお金を稼いでるご様子。中国や日本のヤクザが出てきますが、相変わらずのハリウッドinステレオタイプヤクザでしたね。フンドシに日本刀、背景の書には、極道と精神って言葉が書いてました。いやーステレオタイプー。ここまでステレオタイプのイメージだと、あれってわざとなんですかねって思うぐらいです___。中国といえばカンフーみたいな___アフリカといえばマサイ族みたいな___。でもまあ、一度ついたイメージって中々変わらんもんです。

そのヤクザとか中国マフィアをバッタバッタと切り伏せていくデップー。手首と首がゴロンゴロン。これこそが真のR指定。素晴らしいです。仕事から帰って、死地を生きて帰ってきた男がしたいことはひとつ!ヴァネッサと何する?って、もう答えは単純!子供作るしかねーべよ!ってとこで悲劇が_____。でも、その後の007風オープニングめっちゃ笑いました。

X-MEN加入→殺したら即、引退!スペシャル

悲劇が起きて、やる気も生きる気力もないデップー。それをみかねた前作からの腐れ縁X-MENのメンバーでもあるコロッサスがデップーを自宅に連れて帰ります。以前からX-MENへの加入を勧められていたデップーは、説得されついにチームメイトとなります。コロッサスの相棒のネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドと共に、ミュータントが起こした事件現場に向かいます。現場には、ミュータントの児童養護施設の前で能力を使い暴れていた少年ラッセル。手から火を出すミュータント少年です(ネガソニックにJ・ビーバーって言ったシーン地味に好き)。

デップーは、少年ラッセルを取り押さえますが、少年ラッセルが施設で理事長や職員から虐待を受けている事に気付き、施設側にいたトランプ大統領の娘婿みたいな職員を殺害しました。職員(クシュナー)を殺害したことで、デップーとラッセルは仲良く、ミュータント刑務所へと入れられてしまうのです。ローワン・アトキンソンもミスタービーンを今は演じてないのも、自身の飽きと観客が思うマンネリがあるのかも知れませんね_______。

ターミネーターみたいなお話へ!

場面は変わって、近未来荒廃した世界から1人の兵士がタイムスリップしてきました。その男ケーブル!ある目的のために現代にやって来ました。ミュータントの力を使えなくする首輪(海楼石みたいなもん)をつけられ力を失ったデップー。気力もありません。そこへ、刑務所を襲いラッセルの前に姿を現したケーブル!ケーブルの目的は、ラッセルを殺すこと。実は、未来の世界でラッセルはミュータントの力を使いケーブルの家族を殺害していたのです。それを阻止するために、ケーブルは現代にやったきたんですねー。ケーブルは、ラッセルを殺そうとしますがそこには、デップー!ラッセルを守ります!!未来から来た男が、子供を殺そうとして、それを阻止する。まるでターミネーターのような展開です(そういやSEAMOって今頑張ってるかな・・)。

X-フォース結成!→即、離散!スペシャル

ケーブルとの死闘の末、刑務所を脱獄できたデップーは、ラッセルを守る為に仲間を募集します。デップーの中で、ラッセルは守るべき存在になっていました。ヴァネッサとの未来で生まれてくるはずだった子供にデップーは、ラッセルを重ね合わせていたのでしょうか?親友の(クロップ監督に似た男)ウィーゼルと仲間を選び、X-フォースを結成します。破壊された刑務所から、ラッセル達囚人を護送するところを空から襲撃してラッセルを救う作戦です。しかし、ケーブルも知っていて、同様にラッセルを殺そうと狙ってきます。いざ、作戦開始!!って空からズドーーーンと行く予定が思わぬ強風で____。

ここからのシーンはほんと今までのヒーロー映画にないシーンの連続です。X-フォースの一般人ピーターの笑かしシーンは強烈に印象に残りました。めっちゃおいしいですペーター!あっこの辺でブラピ出てます。作戦ミスで結局残ったのは、強運というラッキーマン的ミュータントのドミノだけです。ただこのドミノも運じゃなくて戦闘力も凄いです。ラッセルを殺そうとまたやってくるケーブル!阻止するドミノとデップー!ラッセルも最強の囚人を召喚して戦いますが、事態は思わぬ方向へ、、、、、、。

ヒーローの枠からはみ出してもいい!

デップー1は、奇想天外な映画に見えてラブストーリーでしたが、今回は予告でもあった通りファミリー映画でした。R指定のファミリー映画って?と観る前は不思議でしたが、観てから納得!!確かに、ファミリーの映画でした。X-MENでも描かれていますが、ミュータントは、能力を持ってはいますが少数派の上、普通の人たちに恐れられ、差別の対象でもあるんです。施設の理事長も能力を持つことが普通ではない=悪と考えていて、矯正をしようとしていました。現代に置き換えれば、自分が理解できないものや、人種や考えが違う人を排除するというような考えです。そんな現代の風潮をデップーらしいブラックユーモアで皮肉ってます。今までのデップーなら理事長をすぐ殺してたと思いますが、ラッセルを守り、仲間が出来たことで変わっていった思わせる素敵なシーンでした(結局、理事長はグチュッとなりましが、、)。

ラストでヴァネッサの元へ向かおうとするデップーをヴェネッサは制止します。そこで、流れるa-haのTake On Me!MVを観てないと分からないネタでしたね。おもしろいけど、感動するこれぞデッドプールといえるシーンでした。ヒーローの枠からはみ出したデップーと仲間たちは、アベンジャーズとは違ったおもしろさがあります。X-フォースとしての映画も制作が決定してるようなので、今から楽しみです。後、エンドロール前も絶対観てください!(どんだけグリーンランタンをイジるんだ・・)

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