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霜降り明星のオールナイトニッポン

”お笑い第7世代の旗手”

漫才がしたい

そのせいやのを昔から評価していてピンではなく漫才をしたいとオールザッツ漫才でピン芸で優勝(その後、R−1でも優勝)していたにもかかわらず、コンビを組むためせいやを待っていたのは、有名な話ですね。コンビを組んでからは、 順風満帆とはいかず、ピンで活躍していた粗品と比べられたせいやは、当初はかなり苦しんだと後に語っています。しかし、その逆境を乗り越え、2018年M−1グランプリで見事優勝。

そこからの活躍ぶりは第7世代のキーワードと共に、2020年も人気は加速する一方です。漫才は、NON STYLEの石田氏の漫才の論評であった表現「粗品って元々ピン芸人で、独特なフリップネタをやってて。言うと、せいやが、動くフリップなんですよ。」 その言葉が独り歩きして、ネタは粗品が作っていると思った人が数多くいました、しかし、ネタは2人でアイデアを出し合い、50/50だと2人は語っています。R−1でもM−1でも 最年少優勝を果たした粗品に天才的という評価が多かったと思われますが、今回のポケひみを聞いただけで、せいやも天才的だと思えます。

鎮座DOPENESS、中田カウス、いいとも最終回

番組冒頭、「ポケットいっぱいの秘密」のイントロから粗品の『ぷんぷんぷんぷ~んちゃうねん!』そしてせいやの2時間ノンストップのボケ。この2時間で2人を好きにならざるを得ません。 マネーの虎ネタから鎮座DOPENESSと黄猿のフリースタイルの完コピ、安田記念とミスターサスケ、中田カウス師匠と仁鶴師匠。武田鉄矢から、いいとも最終回のレジェンド芸人大集合のあのシーンの完璧再現。ダウンタウンととんねるず、ウッチャンナンチャンが出てくる前の明石家さんまさんだけ出てくるシーンからの完全再現とせいやの好きなものに対する強烈な愛と記憶力。 ちょいちょい出てくる鎮座DOPENESSのフリースタイルとフロウ。

後ろで流れ続ける「ポケットいっぱいの秘密」。その流れから、吉本に受かった初めて2人で作ったネタから、2人の2つ目のネタへ。 MixChannelで観ると今回2人は漫才衣装でラジオをやっていたんですね。霜降り明星のこれまでの歴史と素晴らしい芸人力を見せてくれた放送でした。

ひみつ ないしょにしてね

とりあえず謝るということでもなく、相手へ事実と違うと公共の電波で攻撃するわけでもなく、 「ひみつ ないしょにしてね 指切りしましょ」アグネス・チャンの「ポケットいっぱいの秘密」はこの歌詞から始まります。これが相手とマスコミへのアンサーでした。 粗品が先行していると思われていた霜降り明星。でもせいやの天才性とひらめき力が今回の放送で爆発していました。もちろんそれにツッコミ続ける粗品のスキル。 とんでもない芸人の放送を聞けて素晴らしい1日でした。

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